現在では証券会社の用語でも使われる合従連衡ですが、もともとは古代中国で各国がしのぎを削っていた時代に生まれた言葉でです。
中国の戦国時代そして今大人気のキングダムの時代に当時最大の勢力を誇っていた秦に対抗するため、各国は合従策を講じました。
いくら強大な秦といえど六国に合従されては分が悪く、合従の対抗策で考えられたのが連衡です。
秦以外の国が行った合従と秦が対抗策として講じた連衡が合わさり合従連衡と一つの言葉になりました。
目次
合従連衡とは
合従連衡は”合従”と”連衡”が合わさった言葉です。
もともと中国の戦国時代に当時一強だった秦に対抗するため、他の六国が同盟して共同して秦当たるために講じた策が合従策。
それに対して秦は、秦との同盟を要求したりして合従から離脱させるのが連衡策です。
現在でも、合従連衡という言葉は残っていて各勢力が状況に応じて結託したり離脱したりすることを言います。
合従連衡の名前の由来
合従の従はタテ(縦)という意味です。
戦国時代の地図を見てみると、秦は西方に位置しています。
他の国を見てみると趙・魏・韓・楚はタテに並んでいて、燕・斉・楚もまたタテに並んでいます。
このことから秦以外の六国がタテに合わさって同盟したため合従と呼ばれました。
合従とは反対に連衡の衡にはヨコ(横)の意味があります。
合従する各国に対して、秦は東の国と手を組み合従を分断するため連衡を行いました。
実際に秦は東の国・斉と同盟することで、斉は合従軍に合流することはありませんでした。
合従はタテで結ぶこと、連衡はヨコで結ぶことです。
結託したり離脱したりする現代の意味の合従連衡とは少々意味が違いますね。
合従を提唱した縦横家・蘇秦と連衡を提唱した張儀
一口に合従といってもそれを実行するのは容易ではありません。
頭ではわかっていても長年敵対してきた国と同盟するのは難しいものです。
そこで登場するのは稀代の縦横家として有名な蘇秦です。
縦横家とは諸子百家の一つで論絶を得意としていました。
蘇秦はまず燕と趙の同盟を成立させその後、韓・魏・斉・楚すべてと同盟し秦に対抗しました。
これが中国初めての合従です。
秦はこの合従が成立した後15年間他国に侵攻することが出来ずに頭を悩ませました。
15年の沈黙を破った秦は隣国の魏を攻め勝つと同盟を結びます。
この時活躍したのが蘇秦と同じく縦横家の張儀でした。
張儀は魏の宰相となると秦と同盟し連衡を成功させ、同時に秦の宰相となります。
しかし、この秦・魏の同盟も長く続くことはなく魏は再び合従軍に入ることとなります。
秦はこれ以降他国と積極的に連衡し合従に対抗し続けていきます。
キングダムの時代に合従連衡が廃れた理由
キングダムの合従軍編に描かれているように、戦国時代末期のキングダムの時代でも合従は行われていました。
そのとき合従軍に合流したのは、趙・魏・韓・楚・燕の五か国です。
もう一国の斉は秦と同盟(連衡)していたため参加はしていません。
ちなみに、この合従軍が最後となりこの後合従が実現することはありませんでした。
他国の王同士が同盟するのは簡単なことではなかったというのもありますが、実はこの合従軍あまり戦績がよくありません。
キングダムでの合従軍編ですが、これは史実でも呂不韋を総司令とする秦に合従軍は破れています。
対秦においての合従軍の勝ちはわずか一勝で負けのほうが多かったのです。
そのため合従の利点を見出すのが難しかったかもしれません。
その後各国は始皇帝の秦に各個撃破されることとなります。
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イトウ カイヂ