呂不韋は元・商人として財を成していましたが、趙で人質として暮らしていた子楚(嬴政の父)を見つけ王になるように手助けをしました。
当時の子楚は王位継承の可能性はほとんどなく、人質として殺されてもおかしくない立場でした。
その窮地から救い王位にまで昇らせたのは間違いなく呂不韋の手腕です。
しかし、一国の王を立てた人物としてはその最後は悲しいものでした。
呂不韋は一つの大きな間違いを犯したため、悲惨な最期を招いたのです。
目次
秦の相国として絶頂期を迎える
呂不韋は始皇帝の父である・荘襄王のときに相国になっています。
これは血縁はあっても秦王を相続させるのは絶望的だった子楚を呂不韋は裏から手を回し王にさせた報いとされています。
その他にも10万戸の領地という破格の待遇を与えられています。
イトウ カイヂ
子楚は在位3年で早逝してしまいますが、子楚の後を継いだ嬴政はこのときまだ13歳であり実質的には呂不韋が政治を動かしていました。
呂不韋は子楚が皇太子になってからはずっと順風満帆に成功しています。
表向きは。
呂不韋の失脚の始まり
子楚の正室で嬴政の実母の太后はもともと呂不韋の側室でした。
子楚がなくなった後の太后は嬴政がまだ幼いのをいいことに、呂不韋と密通を繰り返します。
次第に嬴政も年を重ね男女のことがわかり始めてくると呂不韋は嫪毐というニセ宦官を太后のもとへ送り込みます。
太后は嫪毐を寵愛しあろうことか子供をつくるまでになります。
さすがに妊娠して子供まで作ってしまえばバレるのは必定と考え、王都を離れ離宮に避難することとなります。
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政によって左遷される
太后と嫪毐の件はついに嬴政にバレてしまい、このままでは死罪になることが間違いない嫪毐は嬴政に対して反乱を起こします。
しかし、ただの一宦官にすぎなかった嫪毐の乱はすぐに鎮圧され事後処理が行われます。
その時に嫪毐を推薦したのが呂不韋であることが発覚してしまいます。
こういった場合、連座制という法律で罪人を推薦した人も死罪になるのですが、呂不韋は相国であり呂不韋無くして嬴政が王になることがなかったことを知っていました。
結局、呂不韋は死罪になることはありませんでしたが、相国の立場は奪われ領地で謹慎させることでこの件は落ち着きました。
蜀に移住命令が出される
しかし、呂不韋の屋敷には賓客が絶えず諸侯からの評判も高かったのです。
これでは諸侯と謀って反乱を起こされでもしたら大変厄介です。
政治の中枢には呂不韋と関係性を持つものが多くいます。
そこで嬴政は呂不韋を蜀の地に流刑とすることにします。
蜀は当時罪人が送られる場所で僻地も僻地道は険しく一度入ったら再び出ることが困難な場所です。
呂不韋は蜀行きそしてその後必ず死罪になることを予見して毒酒をあおって自殺しました。
始皇帝・政は呂不韋の息子なのか
太后が呂不韋の側室だったのは当時から知られていました。
嬴政の父が呂不韋ではないかとする話も当時からあったようです。
一番有名なのが呂不韋が太后を子楚の元へ送る際、太后はすでに嬴政を身ごもっていたとされる話ですね。
呂不韋は太后へ妊娠を遅らせる薬を飲ませ子楚の子として嬴政を産ませたとされています。
真実は太后にしかわかりません。
もし、始皇帝と呂不韋の遺体が発見されればDNA鑑定で真実がわかるかもしれませんね。
イトウ カイヂ
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