【キングダム】紫夏(しか)を完全解説！何巻で登場し実在していた？

キングダム　紫夏(しか)　とは

別名”闇商紫夏”、闇商売も請け負うことから別名が名づけられている。

弓などの武術も習得しており、道行くものが振り返るほどの美人で趙の都・邯鄲かんたんで紫商ししょうの女頭目。

常日頃から関所の番人と交友関係をもち、何かあった際は利用するしたたかさを併せ持ってます。

秦しんの王宮でも一部の上層部しか知らなかった昭王しょうおう崩御ほうぎょの情報を仕入れており、

また頭目を継いだ紫商ししょうの規模を倍に膨らませるなどその手腕は呂不韋りょふいの耳にも入っていました。

生い立ち

紫夏はもともと孤児で餓死寸前だったところを拾われています。

この時代、戦争孤児は珍しくなくしかも趙は長平ちょうへいの戦いで多くの兵士が死んでしまっているため

他国よりも孤児の数は多かったでしょう。

紫夏はその数多くいた孤児の中の一人にすぎませんでした。

紫啓(しけい)

趙の邯鄲かんたんを中心に商売をしていた紫商ししょうの頭目で、孤児であった紫夏・亜門あもん・江彰こうしょう三人を育て上げた。

紫夏が10歳の時に人を救おうとして深手を負い命を落とす。

受けた恩はまだ返せていないという紫夏に対して、

受けた恩恵おんけいは次の者へ与えてほしいと最後の言葉を残した。

亜門(あもん)

餓死寸前のところを紫夏と同じく紫啓しけいに拾われ闇の商人として生きる。

嬴政えいせいを趙から秦しんに送り届ける道中に趙の追っ手に追われているところを、

紫夏を救うために騎馬隊に突撃した。

紫夏に惚れていたが、最後まで気持ちを伝えることが出来なかった。

江彰(こうしょう)

紫夏・亜門あもんと同じく孤児でいたところを紫啓しけいに拾われ商人となる。

嬴政えいせいを秦しんに送り届ける仕事で趙の追っ手に追われたところを

捨て身で紫夏・嬴政えいせいを守った。

16歳の時に紫夏に告白してフラれている。

史実で実在しない

紫夏はキングダムにおいて孤児同然で人間の心を失っていた嬴政えいせいに光を与えた重要な人物ですが、史実しじつには登場しません。

嬴政えいせいは趙を命からがら脱出したわけではなく、趙側から秦しんに送り返されたと記録されています。

趙から逃げ延びたのは嬴政えいせいではなく父の子楚そでした。

しかし、嬴政えいせいの趙での暮らしは貧困どころか明日の命もわからないほど切迫した状況でありました。

キングダム　紫夏(しか)　8巻で登場

趙での嬴政えいせいの暮らしは悲惨そのものです。

祖国・秦しんからの仕送りなどなく生活は困窮。

母・太后たいこうと暮らしていたそうですが、親子関係は完全崩壊ほうかいで太后たいこうの振る舞いは肉親とは思えないものです。

嬴政えいせいは食べるものさえなかったので盗みを働くなどして生き延び、そこには王族の陰などはありません。

そのような暮らしを送る中で嬴政えいせいは壊れていき、痛覚・味覚・嗅覚を失ってしまいます。

そのような精神状況だった嬴政えいせいですが、紫夏との接触を機に変化が起こります。

趙からの脱出

昌文君しょうぶんくんから嬴政えいせいを秦しんに送り届ける任務を受けた道剣どうけんは、闇商人だった紫夏にこの話を持ち掛けます。

仕事を引き受けた紫夏ですが、趙から秦しんまでは5か所の関所を通らねばなりません。

普段から門番に手をまわしていたため次々に、関所を突破していくが荷車に隠れていた嬴政えいせいに矢が放たれた。

矢は嬴政えいせいに命中していたが、痛覚を失っていた嬴政えいせいは声を上げることはなく

門番にも気づかれなかったが紫夏はいぶかしむ。

関所を突破して秦しんに急行する一行だったが、趙から追手が来てしまいます。

執拗な趙兵の追撃ついげきで、道剣どうけん・亜門あもん・江彰こうしょうが次々と討たれてしまい、ついに嬴政えいせいと紫夏だけになる。

しかし、趙兵の追撃ついげきはやまずついに紫夏まで刃を浴びてしまいます。

命が残り少ないなか紫夏は嬴政えいせいに、

誰よりも偉大な王になれます

と伝え命尽きてしまいます。

キングダム　紫夏(しか)　キャスト情報

実写役は杏

キングダムの実写映画第三弾”運命の炎”で紫夏役は杏さんと発表されました。

紫夏のもつ美しさや紫啓しけいから受け継がれた正義感は杏さんにぴったりだと思います。

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