【キングダム】肆氏(しし)を完全解説！史実でも実在していた？

キングダム肆氏(しし)　とは

肆氏は最初丞相じょうしょうだった竭氏の腹心として登場しました。

当時の竭氏は同じく丞相じょうしょうの呂不韋りょふいと政争状態にあり、呂不韋りょふいを失脚させようとしていました。

政の異母弟・成蟜せいきょうにそそのかされた竭氏は政暗殺あんさつを計画。

しかし、信や昌文君しょうぶんくん・楊端和ようたんわによって計画は失敗し、竭氏は死亡

肆氏も腹心として罪は免れないかと思っていましたが、なんと政は自身の大王陣営に引き入れることになりました。

史実には実在

キングダムでは序盤の敵役として登場し、政や信を苦しめていましたが史実しじつに実在したと思われます。

しかし、キングダムのように丞相じょうしょうの側近そっきんとしてではありません。

史記しきの秦しん始皇本紀しこうほんぎには「内史肆」という人物が登場します。

内史というのは役職名で地方の県を統括かつする役職です。

しかも、この内史肆ですが嫪毐ろうあいの乱のときに処刑されているそうです。

キングダム肆氏(しし)　竭氏(けつし)

肆氏は竭氏の腹心でしたが、竭氏は完全に信頼していなかったようです。

半ば引退状態の王騎おうきが加勢すると、王騎おうきが本当に協力するのか怪しむ肆氏に対して

自分の心配をしたほうがいいと、降格をほのめかすことを言っています。

ここらへんが後に肆氏が制のもとへ来る伏線だったのかもしれません。

洞察力

王騎おうきが竭氏に協力するというと竭氏は大喜びでしたが、肆氏は王騎おうきを信用してはいませんでした。

王騎おうきが昌文君しょうぶんくんの首をとってきたと差し出しましたが、

その首は傷や血で損傷しておりはっきりと昌文君しょうぶんくんとはわからないものでした。

首の真偽を王騎おうきに問いかけますが、王騎おうきの迫力に押されて深く追及することはできませんでした。

部下

魏興(ぎこう)

肆氏の片腕といわれた武官。

王宮から逃走した政を捜索するため黒碑村こくひむらの住民を虐殺。

王宮を奪還しに来た政との戦闘中に現れた王騎おうきと戦うことになる。

徒歩の王騎おうきに対して、騎馬であれば勝てると踏んだが上半身を切断され死亡。

左慈(さじ)

呂不韋りょふい陣営の要人を何人も暗殺あんさつしてきた竭氏の人切り長。

政とは別動隊で玉座に接近する信・山の民と対峙たいじする。

何人かの山の民を両断するも最後は信に敗れた。

キングダム肆氏(しし)　大王陣営へ

王宮奪還編で成蟜せいきょうは監禁、竭氏は山の民に処刑されます。

腹心だった肆氏は高い政治力をかわれて大王陣営に参加することになります。

呂不韋りょふい陣営に対抗するため重臣を何人も抱き込み、大王派が呂不韋りょふい対抗するまでに押し上げる。

間者を放って常に呂不韋りょふいを監視する周到さも併せ持っています。

昌文君

かつては敵同士だった肆氏と昌文君しょうぶんくんですが、同じ陣営に入って以来呂不韋りょふいに対抗するよき相棒となっています。

昌文君しょうぶんくんはもともと武官出身だったので、文官同士の争いを熟知していないところがある。

昌文君しょうぶんくんを陰ながら補佐しているのが肆氏で監視や多数派工作を行っています。

呂不韋りょふい失脚後は、呂不韋りょふいの処刑を提案するほど用心深い。

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