【キングダム】麃公(ひょうこう)将軍の初登場～最期までの活躍！李牧も認める本能型の将軍！

キングダムにおけるザ・武将というイメージの麃公ひょうこう。

緻密な戦略を練るのではなく戦の流れや敵の動きで戦況せんきょうを読み圧倒的な突破力で敵を屠る姿は数々のファンを魅了しました。

戦と酒を好み常に戦場を駆け巡る麃公ひょうこうはまさに男ウケするキャラといえます。

キングダム麃公(ひょうこう)将軍　とは

麃公ひょうこう将軍は嬴政えいせいが王に即位する前から戦場を庭のように闊歩し生き残ってきたツワモノです。

しかし、秦しんの国都・咸陽かんようから離れていたり六将筆頭ひっとうの白起はくきのような華々しい活躍をしていなかったことから名前はあまり知られていませんでした。

それでも。同じ秦しん国大将軍・王騎おうきは麃公ひょうこうのことを高く評価していたようです。

王騎おうきと同じく主人公じんこう・信を評価していたようで、信もまた麃公ひょうこうのような本能型の将軍に成長していきます。

主な戦い方としては策をめぐらせて敵を追い詰めるような戦い方でなく、実際に戦場の様子を見て戦況せんきょうを見ながら動いていくタイプ。

キングダムでは本能型将軍の極みといわれていました。

酒と戦場

各地の戦場を転々としてきた麃公ひょうこうは昼間は戦場を駆け夜は浴びるように酒を飲むことを生きがいにしています。

当時の酒は現代のものと比べアルコール度数が低かったようですが、大きな盃で酒を流し込むように飲んでいました。

戦闘になると先頭に立ち戦場を駆け巡る、そして夜になると仲間たちと酒を酌み交わす

豪快でまっすぐでさらに強い、麃公ひょうこうの人気なのはこういった理由があると思います。

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キングダム麃公(ひょうこう)将軍　活躍

麃公ひょうこうの魅力といえばやはり戦場での強さでしょう。

しかも麃公ひょうこうの戦いの魅力は守りではなく苛烈なまでの攻撃です。

しかもただ敵を見つけてただ突撃するような戦いにも見えますが、麃公ひょうこう自身のロジックというか直観によって戦を動かしていきます。

この麃公ひょうこうの戦術眼は呉ご慶・李牧りぼくといった知将たちも舌を巻くほどです。

対魏戦　VS呉慶

麃公ひょうこうが初めて登場したのは蛇甘平原の戦いでした。ちなみに蛇甘平原という地名は中国に存在しません。

敵国は魏ぎ国、魏ぎの総大将は呉ご慶という将軍で魏ぎ火龍かりゅう七師の一人です。

魏ぎ火龍かりゅう七師は秦しんでいうところの六代将軍にあたり各国から恐れられていました。

蛇甘平原

秦しん軍は魏ぎとの国境付近にある重要拠点・滎陽けいようを狙い進軍していきました。

進軍を進める秦しん軍のもとへ魏ぎ将・呉ご慶によって、滎陽けいよう近くの城・丸城がんじょうが落ち守将・黒剛こくごうも打ち取られたと報告があります。

さらに呉ご慶は丸城がんじょう近くの城・亜水あすいに向け15万の軍勢を動員したと知らせがあります。

秦しん軍の総大将であった麃公ひょうこう将軍は亜水あすいと滎陽けいようの中間地点である蛇甘平原だかんへいげんで呉ご慶を迎え撃つことを決定します。

戦車隊登場

魏ぎ軍と先行して交戦した秦しん第二軍でしたが、早くも半数以上の兵を失うほど壊滅状態でした。

遅れて到着した第四軍には信も初めて戦場に同行していました。

第四軍到着で一時的に盛り返したように見えた秦しん軍ですが、魏ぎ軍は屈強な戦車隊を投入し再び秦しん軍は壊滅状態になります。

その中でも唯一信と羌瘣きょうかいの伍だけが魏ぎ軍に対抗していました。

丘上奪取作戦

戦車隊に奮戦ふんせんしていた第四軍に麃公ひょうこうは騎馬隊を派遣はけんし、戦況せんきょうは秦しん軍に偏り始めます。

戦局を有利とするため秦しん第四軍は丘の上に布陣する魏ぎ軍の副将ふくしょう・宮元を狙います。

しかし、宮元の魏ぎ軍第三軍は4万5千の兵に対し縛虎申の兵は5千しかありません。

案の定、縛虎申隊は宮元の弓兵隊と連弩隊によって数を減らしてしまいます。

絶体絶命の状況ながら、縛虎申は砂塵にまぎれ宮元の陣に接近することに成功宮元を打ち取ります。

怪鳥の出現

宮元を打ち取り丘上での布陣を開始する秦しん軍ですが、呉ご慶は丘を降り秦しん第四軍に接敵しようとします。

さらに残っていた守備隊も第四軍に近づいてきていましたが、戦を見学しに来ていた王騎おうきによって守備隊は蹴散らされてしまいます。

一方、丘の上を降りてきた麃公ひょうこうは自ら先頭に立ち呉ご慶のいる魏ぎ軍本陣に向け突撃します。

一騎打ち

呉ご慶は戦をさも将棋の盤面のようにとらえており理詰めで敵を追い詰めていきます。

緻密で用心深いながらも行動は大胆な呉ご慶は知力型の将軍と呼ばれていました。

対して麃公ひょうこうは戦の中に火種を探しそれを大炎へ昇華させることで戦を展開します。

呉ご慶にはこの麃公ひょうこうの独特な戦いは理解できなかったことでしょう。　

魏ぎ軍をかけ分けて切り込む麃公ひょうこうに対してそれを狙い撃ちしようとする呉ご慶。

しかし、麃公ひょうこうの凄まじい突破力で最後は麃公ひょうこうと呉ご慶の一騎打ちになります。

一騎打ちになれば武力で勝る麃公ひょうこうが圧倒的に有利でしたが、呉ご慶は勇敢にも真正面から受けて立ちます。

結果は、麃公ひょうこうが一刀で呉ご慶を切り伏せ蛇甘平原の戦いは秦しん軍の勝利で幕引きとなります。

キングダム麃公(ひょうこう)将軍　合従軍編

秦しんの脅威に秦しんと斉せい以外の5ヶ国は李牧りぼくの働きかけにより合従軍がっしょうぐんをもって信を攻略しようとします。

秦しんは難攻不落なんこうふらくの函谷関かんこくかんをもって合従軍がっしょうぐんに対抗します。

函谷関かんこくかんの頑強さと各将軍の働きによって合従軍がっしょうぐんを跳ね返し続ける秦しんに李牧りぼくは間道から少数精鋭せいえいによって首都・咸陽かんようを狙い始めます。

精鋭せいえいをひそかに向かわせた李牧りぼくですが、進軍の際の砂煙を見逃さなかった麃公ひょうこうは３千騎で李牧りぼくの元へ向かいます。

李牧りぼく軍の後ろをついた麃公ひょうこう軍はハチャメチャに暴れまくり追い詰めていきます。

しかし、同行していた龐煖ほうけんによって戦況せんきょうは一変します。

麃公ひょうこうと龐煖ほうけんは一騎打ちになり、左腕を骨折させたり龐煖ほうけんに痛手いたでを与えますが麃公ひょうこうは力尽き後を信たちに託し逝きます。

麃公ひょうこうは敗れてしまいましたが、李牧りぼく軍を足止めしたことで李牧りぼくの咸陽かんようを強襲きょうしゅうする作戦は失敗し秦しん軍の勝利に貢献することになりました。

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