中国の戦国時代は乱世であったため多くの英雄を輩出しました。
趙の廉頗・李牧や燕の楽毅、そして同じく秦の王翦と並び称される名将・白起は、領土拡大・天下統一に大きく貢献しました。
秦に隣接する趙・韓・魏・楚は白起によって多くの領土・城を失い、楚に至っては首都さえ落とされ秦一強の時代を築いた第一人者だといえます。
目次
白起将軍とは
白起は秦の昭襄王(昭王)の時代に活躍した将軍です。
昭襄王の時代は秦がもっとも躍進した時代ですが、その中でも白起の功績は抜きんでています。
特に趙は都・邯鄲が陥落しそうになったり、楚も国力が5分の1になったそうですからその名将さがわかります。
白起は、単に戦術に長けているだけでなく、部下の士気を高めるのも巧みであるとされています。
さらに、敵の情報を内部まで詳しく把握し、緻密な戦術を得意ともいわれていました。
白起はただ単純に戦に強いだけでなく、知略に富んだ人物だったようです。
白起の史実での活躍
キングダムの白起、達人伝とはこうも違うのか。 pic.twitter.com/UZjdszlUeM
— 村雨◆BzoW9kiM8U (@village_rain) July 25, 2021
昭襄王から白起は左庶長という下級の指揮官に任命され、紀元前294年に韓の新城を攻めました。
これが白起が初めて歴史に登場した時の記述になります。
翌年、韓と魏を攻め、伊闕の戦いで24万人を斬首し、魏の公孫喜を捕らえて5つの都市を落としました。
紀元前292年には、大良造に任命されて魏を攻め、61の都市を占領します。
昭襄王は、紀元前278年に楚を攻め、鄢・郢の戦いで楚の首都である郢を陥落させました。その結果、楚は陳に都を移しました。同年、彼は武安君の称号を授けられました。
紀元前273年には、魏の華陽を攻め、韓、魏、趙の将軍を捕虜にし、13万人を斬首しました。また、趙の賈偃と戦って、2万人の兵士を黄河に沈めました。
紀元前264年には、韓の陘城を攻め、5つの都市を占領し、5万人を斬首したと記録されています。
紀元前260年の長平の戦いでは、白起は巧妙な戦術で趙括率いる趙軍を兵糧攻めに追い込み、大勝利を収めました。こしかし、宰相の范雎は、白起の長平の戦いでの活躍が自分の地位を脅かすものであると警戒し、さらに趙の首都の邯鄲に攻め込もうとする白起を押しとどめ、趙と和平を結びました。
おそらく戦国時代でここまでの功績を上げたのは白起しかいないでしょう。
唯一匹敵するのは王翦ぐらいのものです。
しかし、王翦の時代は各国が弱体化しており戦力差を考えるとやはり白起が優れていると考えています。
白起の最後の死因
おそらく長い歴史をもつ秦でも随一と思われる功績を残した白起ですが、寿命を全うすることはできませんでした。
事の発端は、白起が趙軍相手に大勝利した長平の戦いの後です。
長平の戦いの勝利したすぐあと、白起はすぐさま都・邯鄲を攻撃するように進言します。
これに待ったをかけたのが秦の宰相・范雎でした。
范雎が反対した理由は白起のあまりの功績の多さに嫉妬したからとされます。
范雎は趙と和平を結び邯鄲を落とすタイミングを逃してしまうのです。
結局、秦は翌年に邯鄲を攻めることとなりますが、援軍に楚や魏が駆け付けたため総指揮の王齕は破れてしまいます。
王齕では無理だと判断した范雎は白起に総司令の交代を求めますが、病と称して断りそれは昭襄王からの要請でも同じでした。
白起としては長平の戦いの後、すぐさま攻撃していればたやすく落とすことが出来たと考えていて面白くなかったのでしょう。
さらに白起は王齕の敗戦に対して「だから言ったことではない」と周囲に漏らしていたとされ、このことが昭襄王の心証をさらに悪くします。
ついに昭襄王は白起に対して自害するように迫ったのです。
白起ははじめなぜ自害せねばならないかと悩んでいたそうですが、今まで戦場で多くの兵士を殺したことを思い出し自害を受け入れることとなります。
秦の民は今までの白起の功績を称え廟を奉りました。
長平の戦い
長平の戦いは秦と趙の戦いですが、はじめ白起はこの戦いに参加していませんでした。
しかし、秦の司令官だった王齕が趙の廉頗に苦戦していたため、謀略をもって廉頗を追放させ司令官もこっそり白起に変えました。
廉頗に変わって司令官になった趙括ですが、彼の父は廉頗と同じく名将とされる趙奢です。
そのため趙括も期待されていましたが、彼は兵法書どおりに用兵を行ったらしく動きが読みやすいという弱点があります。
趙括は白起の偽装撤退に引っ掛かり、包囲されてしまい補給路を断たれた末趙兵は飢えと戦う羽目になったそうです。
結局、趙括は数少ない残った元気な兵で突撃を行い射殺されてしまいました。
司令官を失った趙兵はぞくぞくと降伏しその数20万人を超えたといわれます。
白起は少年兵240人を残し趙兵20万をすべて生き埋めにしました。
なぜ長平の戦いで趙兵を生き埋めにしたのか?
白起はなぜ20万もの兵を生き埋めにしたのでしょうか?
白起にはこの時選択肢が3つあったと思われます。
それは、捕虜にする・解放する・殺害するです。
このとき一番選んでわいけない選択肢は捕虜にすることです。
一見、一番無難な選択肢に見える捕虜にすることですが20万の兵ですので秦の食料はあっという間に食い尽くされてしまうことでしょう。
秦は遠征先にいるので補給も簡単ではありません。
そうなれば危機に陥るのは秦のほうです。
白起は解放と殺害で悩んだことでしょう。
しかし、解放も考え物です。
解放された趙兵は再び秦に牙をむいて襲い掛かってきます。
せっかく勝利したのにこれでは意味がありません。
そのため、趙に恨みを買うことを承知で白起は20万人を生き埋めにしたと考えています。
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イトウ カイヂ