曹操の死因は脳腫瘍だった？頭痛持ちで最期は華佗の治療を拒否していた！

三国志最大の英雄曹操そうそう、その人気は時に日本ですさまじく日本人の曹操そうそう好きは異常と中国人から言われてしまうほど。

本場中国では人気のない曹操そうそうですが、少しずつ曹操そうそうを悪役というより英雄として見る流れが来ています。

最近では曹操そうそうの陵墓が見つかったことにより、にわかに注目も集め始めています。

そして陵墓に残された遺体から曹操そうそうの死因に新たな可能性が生まれました。

今回は三国志最大の英傑・曹操そうそうの死因について話していきたいと思います。

曹操の最後

曹操そうそうの最後は西暦220年で漢かん王朝に都・洛陽らくようで死去されたとしています。
享年きょうねんは65歳とみられていて当時の中では長生きだったはずです。

正史せいしでは曹操そうそうの死因は病死とだけされています。

元々曹操そうそうは頭痛持ちであったとされていて、頭痛とめまいで正常な判断ができなかったことも多かったそうです。

この頭痛と死因が直接関係しているのかはわかりません。

しかし、この曹操そうそうの死によって後継者の曹丕そうひは皇帝となり中国史全体にとっても大きな出来事でした。

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稀代の名医・華佗の治療を拒否

三国志の時代で随一の名医として名前が残っている華佗かだ。

彼は曹操そうそうに仕えていました。

華佗かだといえば関羽かんうの腕を直したことが有名ですがこれは演義の創作です。

そして華佗かだの創作としてもう一つ有名なのが、曹操そうそうに頭の手術を提案したことです。

工事のために神木を倒した曹操そうそうは頭痛に苦しむようになります。

そのため、名医として知られていた華佗かだが招かれ治療をするように言われます。

そこで華佗かだが提案した治療は、脳を開いて病巣を取り除くというもの。

現代でも難しいとされる脳外科の手術を1800年前に行おうというのだから驚きです。

結局、曹操そうそうは脳を開くという当時の常識では考えられない治療を関羽かんうの敵討ちだとして華佗かだを投獄しています。

そして華佗かだは獄中で死亡してしまい曹操そうそうは頭痛が悪化して死亡したとされています。

この華佗かだの脳外科の手術の話ですがすべて演義の創作です。
先ほどの通りこのとき華佗かだはもうこの世にいませんでしたからね。

曹操そうそうの悪役感を出すために神木の伐採と名医・華佗かだの殺戮の話を盛り込んだのでしょう。

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曹操の死因は脳腫瘍だったのか

先ほどの華佗かだの脳外科の手術の話から、曹操そうそうは脳腫瘍が原因で亡くなったのではないかといわれています。

それは頭痛とめまいのほかに精神状態からも脳腫瘍と同じような症状だからです。

しかし当時はもちろん現代のようにCTやMRIもないのではっきりと断定することはできないようです。

また、華佗かだが曹操そうそうの主治医をしていた際に、華佗かだの治療で頭痛が改善されていたことから片頭痛や緊張性頭痛だったのではないかといわれています。

近年になり曹操そうそうの陵墓が発見され遺体が発見されたことで新たな発見が見つかりました。

曹操は群発性頭痛持ちだった？

曹操そうそうの陵墓から見つかった遺体は歯が数本無くなっていたそうです。

その原因は虫歯と歯周病だといわれています。

さらにその虫歯はかなり進行しており神経の奥までやられていたそうです。

たかが虫歯と侮ることなかれ、虫歯にかかると免疫力が落ち感染症にかかりやすくなってしまうとか。

そのため現在では曹操の死は虫歯が引き起こしたのではないという学説も出てきています。

長年戦場を駆け巡っていた曹操そうそうですから、自身の体にはあまり気を使ってなかったのでしょう。

当時の虫歯の治療法についてはわかりませんが、陵墓の発見によって新たな事実が見つかったのは大変うれしいことです。

ただ曹操そうそうファンの僕にとっては曹操そうそうが虫歯で歯が数本無かったという事実はあまり知りたくなかったです、、、

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