キングダムは戦国七雄という7か国が争う大乱の時代で実際の中国の歴史をもとにしています。
キングダムの舞台は当時戦国七雄最強であった秦。そして後に歴史上はじめて中国を統一する始皇帝である嬴政と将軍・信(李信)を軸に物語が進んでいきます。
キングダムは巻数が多く連載も長期にわたっているため、前半の話を覚えていないという人も多いのではないでしょうか。
今回はキングダムの全巻あらすじをざっくりとわかりやすいように解説します。
目次
時間がない人のための1分でわかるキングダム
秦王になったばかりの嬴政はまだ年が若かったので、呂不韋という大臣が実権を持っていましたがその後失脚していきます。
名実ともに秦王になった嬴政は本格的に天下統一を目指します。
しかし、秦軍は天下統一の序盤趙との戦いで思いもよらぬ苦戦を強いられてしまいます。
秦軍は王翦を筆頭に桓騎・楊端和など六将を投入し、信もまた趙の三大天の一人で武神を名乗る龐煖を討ち取ります。
しかし、趙にはその時代を代表する将軍・李牧がおり精強な秦軍をもってしても趙の都・邯鄲は落ちませんでした。
趙の存亡をかけ王翦と李牧の戦いがキングダムで現在連載中です。
以上がキングダムのかなりざっくりとしたあらすじです。
マンガ・キングダムの歴史的背景
キングダムは中国の始皇帝の時代、紀元前240年ごろでおよそ現代から2200年前の時代です。
この時の日本はというとまだ弥生時代、邪馬台国の卑弥呼のさらに400年前の時代です。
中国は戦国七雄という列強が天下を競う乱世の時代した。
戦国七雄は秦・韓・魏・趙・燕・斉・楚の七国になります。
その中でも当時最強は始皇帝が即位する前でも秦でした。
始皇帝が即位する前の昭襄王(始皇帝の曾祖父)の時代の白起という将軍が、強国の趙や楚と戦い勝利しました。
特に楚は当時の首都を落とされるなど大打撃、結果楚は大きく弱体化していきます。
また、秦と同じくらい強国だった斉は燕最高の名将・楽毅に歴史的な敗北を決し、さらに燕の王が代替わりしたことで楽毅も失脚し時代は秦一強の時代になります。
始皇帝の天下統一が消化試合といわれるのもこのような背景があるからです。
しかし、何事も最後の一押しが肝心もし始皇帝が暗愚だったら天下は統一されず戦乱の時代が長引いたことでしょう。
少年王・嬴政
始皇帝が秦王に即位したのは13歳の時でした。キングダムはこの即位したばかりのころから描かれています。
今後は始皇帝ではなくキングダムの呼び名である秦王・政と呼んでいきます。
成蟜反乱偏(1-3巻)
物語は秦の片田舎で戦争孤児として暮らす信と漂から始まります。
信と漂は下僕として暮らしながら将軍を夢見て剣の稽古をして過ごしていました。
ある日、秦王・政の側近である昌文君が顔が政とよく似た漂を見つけ出し王宮に連れていきます。
政の異母弟・成蟜は自分こそ王にふさわしいとしてクーデターを起こし、漂は政の影武者として命を落とすことになります。
成蟜の追ってから逃げた政はその際信と出会い、漂の意志を継ぎ政の王座奪還を手伝うことにします。
そこに身寄りのない河了貂も加え、昌文君と合流し軍勢を持たなかった政たちは秦の山岳部に住む「山の民」に助けを頼むことにします。
数百年間交流がなかった、山の民たちは最初協力を拒みますが政の必死の説得により山の民の王・楊端和の協力を得ることができ信の奮闘もあり王座を奪還します。
この時の功績により、信は下僕の身分を脱却し土地と家をもらい受け河了貂と暮らすことになります。
対魏 戦線・麃公VS呉慶(4-7巻)
王座奪還の際の傷が癒えたころ信は兵士募集の立札を見つけこれに志願します。
初めて戦場にでた信はそこでのちに飛信隊の仲間である羌瘣たちと出会う。
この戦いは秦対魏の戦いであり、秦は麃公で魏は呉慶という将軍がそれぞれ率いていました。
戦局は屈強な兵士を持ち用兵や突破力に優れた麃公が呉慶を討ち取り秦の勝利となりました。
信もここで武功を挙げ部下100人を束ねる百人将となりました。
呂不韋の暗躍と修行(8-10巻)
王宮にいる政は王でありながら危うい立場でした。
それは政がまだ年が若いことも関係していましたがそれ以上に呂不韋という相国の存在が厄介でした。
呂不韋は政の父の代からの宰相(大臣の最高位)で絶大な権力を持っていました。
政が王になれたのも呂不韋の働きがあったからで、そのため政は呂不韋に対して臣下でありながら逆らうことができませんでした。
そして政のことをよく思っていない呂不韋は政に暗殺者を送ることになります。
この暗殺者は信の活躍によって退治されますが、自身の力不足を知った信はかつて”秦の怪鳥”と恐れられた大将軍・王騎の下で修業をすることになります。
また、河了貂は軍師の勉強のため、呂不韋配下の昌平君のもとに行きます。
対趙戦線・大将軍王騎(11-16巻)
秦が韓へ侵攻中の最中、趙の李牧は虚を突いて信への進行を開始した。
多くの将軍が韓へ向かっている中、政の中華統一への思いに感銘を受けた王騎は再び戦場に戻ることを決意。
信も百人将として戦に参加し、王騎自らこの部隊を”飛信隊”と名付け戦場に送り出しました。
王騎や副将蒙武の活躍により敵本陣を落とし、あとは敵の総大将を捕らえるのみとなりましたがここで登場したのが李牧と同じく趙の新三大天・龐煖。
自らを武神と名乗る龐煖に秦軍は打撃を与えられましたが、攻めに転じた王騎がついに龐煖と対峙します。
龐煖相手にじりじりと追い詰める王騎、さすが大将軍といったところであと少しで倒せると思った刹那、、、、
王騎の背後に弓矢が刺さり、それに気を取られた王騎は龐煖に深手を負ってしまいます。
趙軍の包囲を脱出した王騎たちは後のことを副将・謄に矛を信に預け、秦の怪鳥は深い眠りについてしまいました。
対魏戦線・蒙鷔VS廉頗(17-22巻)
趙と同盟を結んだ秦は次に魏に向けて侵攻します。
この時飛信隊は300人となり信も300人将に出世しています。
魏には元趙の三大天だった名将・廉頗がおり、廉頗は廉頗四天王を引き連れて参戦しました。
対する秦軍の総大将は今まで廉頗に勝ったことがない蒙驁、老将軍や白老といわれ蒙武の父そして蒙恬の祖父にあたります。
廉頗に対して実力が劣る蒙鷔でしたが、副将の王翦・桓騎は大将軍クラスの実力があるといわれており四天王を倒すなど廉頗を追い詰めていきます。
形勢が悪くなってきた廉頗は逆転を狙うため蒙鷔がいる本陣を強襲します。
しかし、その本陣は蒙鷔が長年かけて熟成させた策が詰まっていました。
本陣に絶対の自信を持つ蒙鷔でしたが、なんと廉頗は本陣を攻略してしまいます。
結果、廉頗と蒙驁で一騎打ちが起こり蒙驁の左腕が切り落とされていました。
しかし、一騎打ちの最中、桓騎の手によって魏の総大将が討ち取られ廉頗は負けを認めます。
羌瘣の離脱と河了貂の成長(23-24巻)
1000人将へと昇進した信でしたが羌瘣が敵討ちの旅に出たことで戦術面が大きく弱体化しました。
戦では連敗を続ける中で軍師として修業をしていた河了貂が返ってくる。
河了貂のおかげで指揮・戦術が大きく強化された飛信隊はさらに活躍をしていきます。
一方、趙の李牧は隣国の燕攻略に動き出していた。
燕は大将軍・劇辛をもって迎え撃つが武神龐煖によって葬り去られてしまう。
合従軍編(25-33巻)
ある日、楚が秦へと侵攻を開始した。
その侵攻と同時に北から趙と燕、東から魏・韓・斉の軍が秦に向かって侵攻しているとの報告が来る。
秦以外の六か国が同盟を結び合従軍として攻めてきたのであった。
この合従軍を実現させたのはほかならぬ趙の李牧。
秦は全兵力を動員させ難攻不落の要害・函谷関にて蒙驁・張唐を対象に任じ合従軍を迎え打つこととした。
秦軍・合従軍ともに損害を出しながらも徐々に戦況は秦軍に傾いてくる。
合従軍の瓦解が目に見え始めるころ、李牧は別動隊を率い函谷関を裏道から抜け首都を落とす作戦を実行する。
この李牧の策に唯一気づいた将軍・麃公は飛信隊を引き連れ別動隊についに追いつく。
しかし別動隊には武神・龐煖がおり、麃公は善戦するも討ち取られてしまう。
麃公を倒した別動隊は秦の首都から間近の城・蕞を攻め立てる。
秦は全兵力を函谷関に送っていたため、蕞には秦王・政自ら出陣していた。
秦王の存在により蕞の住民は奮起し別動隊相手に6日間蕞を守ったが、遂に7日目城門が突破される。
誰もが蕞の陥落を考えたその刹那、楊端和率いる山の民が援軍に駆け付け蕞は落城を免れた。
この別動隊の失敗により、合従軍は撤退していき、信は合従軍の功により3000人将へと昇進する。
成蟜2度目の反乱偏(34-35巻)
敵討ちを終えた羌瘣ついに飛信隊に合流する。
羌瘣の復帰により武力・戦術面で大きく強化されるようになる。
そんな折、屯留にて成蟜が再び反乱を起こしたとの報告が上がってくる。
1度目の反乱の後、心成蟜がを入れ替えた姿を見続けた政はこのことが呂不韋の策謀だと看破する。
信たちは屯留の反乱の鎮圧と成蟜の救出という任務を背負い屯留に馬を走らせる。
反乱の鎮圧には成功したが、成蟜を救出することはかなわずなくなってしまう。
嫪毐の乱偏(36-40巻)
魏では王騎の元副将だった謄が著雍を落とすべく侵攻が開始していた。
謄と合流した信だったが魏の名将・魏火龍の参戦によって苦戦をしてしまう。
王翦の息子・王賁の策によって著雍を何とか奪取した。
この時の功績により謄は2番目の大将軍となる。(1番目は蒙武)
信もまた5000人将へと昇格する。
著雍の復興の資金繰りに頭を抱える文官たちの元へ、政の実母・太后がやってきて著雍一帯の復興費用を出すと宣言する。
その代わりに長官を偽の宦官・嫪毐にするように言うのであった。
著雍を実効支配した太后・嫪毐は、兵士や金銀兵糧を北の太原に集め、”毐国”の建国を宣言してしまう。
秦国の混乱を受けこれを機に秦を滅ぼそうとする各国の思惑から援助を受けた毐国は徐々に力を増し始める。
そんな中、政も成人を迎え加冠の儀にて正式な国王になろうとしていた。
呂不韋は加冠の儀を逆手にとって秦乗っ取ろうと考え毐国に反乱を促した。
念のために鎮圧軍を用意していた政は、呂不韋の側近・昌平君の裏切りもあり鎮圧に成功。
反乱の罪により嫪毐はもちろん処刑、呂不韋も相国を解任され、政の実母・太后も幽閉し秦の権力は政の下に集結された。
ここに秦王・嬴政の親政が開始されたのであった。
秦王・嬴政の親政
先王の代から絶大な権力をもっていた呂不韋が失脚したことで、政は本格的に中華統一の道をまい進することになる。
軍司令になった昌平君は、15年で6国をすべて併合して中華統一を成し遂げると宣言する。
対趙戦線・黒羊の戦い(41-45巻)
趙の黒羊を攻めるために桓騎軍と合流した信は、桓騎のおよそ正規軍とは言えないような戦い方に反発する。
しかし、桓騎軍は黒羊の戦いで快勝しなおかつ損害も軽微だった。
対して飛信隊は多くの兵が負傷していてボロボロの状態で、敵の総大将・慶舎を討ち取ったにもかかわらず桓騎に反抗したことで武功を取り上げてしまう。
秦の首都・咸陽では斉の国王と趙の李牧がやってきていた。
李牧は斉王を信に贈る届けるのが役目のいわば守役。
政と会談した斉王は秦の中華統一を決して邪魔しないと事実上の降伏を行った。
それに反して李牧は中華統一をやめるよう政を説得するが政が聞き入れることはなかった。
対趙戦線・列尾の戦いと兵糧攻め(46-48巻)
趙の要衝・鄴を攻めるため王翦を総大将に桓騎・楊端和をそれぞれ大将に任じ咸陽を出陣する。
楊端和都ともに飛信隊は列尾を落としたが、王翦は列尾が敵の罠だということを察知する。
王翦は列尾を取り返されると秦軍は趙国内で取り残されることを危惧しあえて列尾を捨てる。
王翦は新たな作戦を立て、鄴周辺の小城を落としその難民を鄴に向かわせることで兵糧攻めにすることだった。
難民が集った鄴を秦軍は包囲したが、鄴を解放しようと趙軍が軍を起こす。
その趙軍には李牧もおり、王翦と李牧は閼与の目と鼻の先である朱海平原にて決戦を行う。
朱海平原と僚陽の戦い(49-59巻)
僚陽では楊端和率いる山の民が奮起し趙軍を圧倒し始めるが、兵糧庫を焼かれ秦軍は追いつめられる。
追い詰められた楊端和は自らを囮にする作戦で敵の総大将を倒し勝利を収めることに成功する。
一方、朱海平原では王翦と李牧の知略での戦いが始まっていた。
信や王賁が奮戦するが一進一退の攻防が続き、ついに13日目に秦軍の兵糧がなくなってしまう。
14日目に飛信隊は敵本陣を目指すがそこで現れたのが武神・龐煖。
辛くも龐煖に勝利した信であったが、生死の境をさまよってしまう。
羌瘣の命を懸けた禁術によって何とか命をつなぎとめ生還する。
龐煖を失った李牧は朱海平原を脱出し鄴に向かうが王翦の追撃と、桓騎軍の攻撃にあい鄴を放棄。
要衝・鄴はついに秦の手に落ちた。
鄴を手に入れた王翦だったが次は食糧難に襲われる。
本国から兵糧部隊を送った秦軍だったがこれが李牧によって壊滅させられる。
窮地陥る王翦だったが、斉から兵糧を運ぶという奇策によって兵糧不足を脱出。
これにより鄴は完全に秦の手中に入った。
本国に帰還した信は論功行賞によって、王賁・蒙恬とともに将軍に昇進しさらに”李”という性を得る。
6大将軍復活(60-62巻)
秦は趙との戦いに専念するため魏との同盟を提案する。
これには魏の将軍たちも難色を示したが、楚に対して共闘する条件で同盟は成立する。
飛信隊には羌瘣を倒しに羌礼がやってくるが返り討ちにあい飛信隊の一員となった。
政は咸陽で新6大将軍の復活を宣言し蒙武・謄・王翦・桓騎・楊端和が任命され残り一人は空席となった。
平陽の戦い(63-64巻)
趙軍の守護神として総大将になった扈輒は桓騎軍に15万の兵士で攻撃を開始。
激しい扈輒軍の攻撃に中で桓騎は腹心の雷土を失うなど厳しい状況にあった。
趙軍の勝利を確信した扈輒は全軍を本陣から出し一気に勝負を決めようとした矢先、桓騎軍が扈輒の本陣を急襲した。
扈輒が打たれたことで戦は終結、捕虜は数万人を超えたが、桓騎は雷土のこともありすべて処刑せよと命じる。
このことを知った政はすぐさま桓騎軍のところに向かう。
扈輒軍撃破の功と魔論の弁明によって処罰を免れた桓騎だったが、あまり反省はしていない様子。
一方、扈輒が戦死した趙軍では再び李牧が総司令となり趙の首都・邯鄲を守ることとなった。
以上が今までのキングダムのまとめです。
話が進み次第更新していきますのでよろしくお願いします。
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キングダムは魅力的なキャラクターや武将の攻防戦、そしてかわいい女性キャラが魅力です。
ぜひ、単行本でじっくり読むことで更なる魅力に気づくかと思います。
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イトウ カイヂ